さて、勢いついでに少し書く。あとで正式にまとめるけまず下書き。昨日一昨日から隊長etcと始めた日本の風評と海外での誤報道なんとかしようぜ、というのは、クロサカの人もちらと書いてた、「マイクロガバナンス」に通じるところじゃないかと個人的には考えてます。
マイクロガバナンスってのはちゃんと言葉として定まってないけど、平たくすると「自分達で出来るのならもうやっちゃおうよ」と言えるかと。政府は何してる、東電けしからんという風潮が根強くあり、不満とカタルシス解消の定番構図がいつも通り繰り返されてますが、文句では解決しないんですよね。
一般個人が頑張ったところで原発トラブルは止められないので、適役かどうかは分からんですが今頑張ってる人たちと、出来れば良い支援集団に任せるしかありません。ここはもう祈るしかないようなところもあります。外交の正式チャネルなんかも無理ですね。定義が政府機能なので。
でも、あれこれ身の周りの少し延長のところで出来るところはやっていいと思うのですよ。不満たらたら赤ちょうちんみたいなのよりは、やれることやんない?、と。そして、被災地に物資や支援というのは必要として、その他何かクリティカルなところで手を出せるところない?と考えたのが国際風評でした。
これ、業界関係者やメディア界隈の人もかなり気にして話題になることが多くて、でも手をこまねいてしまっていた話でした。言われっぱなしで悔しい状況にあったのです。日本製は放射能印だという火事場マーケしてる会社があるとかひどい話も幾つか。
その他問題は国内にも戻ってくるところがあって、海外情報だとみんなころっと信じるでしょ?西海岸にいる人とか欧州にいる日本人だからといってすぐ信用度合いを上げてしまわない?外の微妙にズレた解釈風評が国内還流することでまた妙な組織叩きとかの論陣に使われる構図もあるのです。
また、始原でいうと、国内でわーわー騒いでる”識者”の意見を海外筋が翻訳して正規のメディアに上げてしまってブーメランしてる構図とか見てると、もう一体何やってんだか、と。これが人災で且つ自業自得と言わずになんなのかという気持ちになります。
そして、いうまでも無く、こういう話は観光にダメージを与え、輸出を減らし、そして肩身を狭くして明日の電気とご飯(輸出による外貨)を減らして続々ひもじくなっていくサイクルを助長していくわけです。ここに円安加わったら結構きついよ。(いまやや円高傾向だけど)
なので、この連鎖連関をなんとかしたいな、というところで、どこまで出来るか分からんけどやろうよ、というのが昨日から表だって告知し始めてる動きとなります。
つまり、これは自分達の環境インフラ、公共財的なところを自分達で出来る範囲マネージしようよという挑戦でもあります。特定機能へのガバナンス期待を意識してるものです。でも、お駄賃なんか誰もくれないんだけどね。領域としては国と個別企業の中間くらいでしょう。業界と国の間かな。
純公共財ではないけど、準公共財くらいの無形資産領域と定義づけられるところと言えます。
こういうテーマってのは311前であれば、社会起業とかNPOとかそういう感じの文脈に位置づけられることが多かったように思います。でも、どうも皮膚感覚と合わない。ああいう既存勢力既存機能との裏がえしポジションみたいな組織定義感覚ではない。これなんだろう?との議論がありました。
この、国や行政自治でもないし、彼らを無能だと叩いてぼけっと立ってるのでもなく、そして社会のために世のためにというのではなく、もうちょっと局地特化戦闘を意識したような動き方(いや、バトる目的ではないのですが)は、古い言葉ですが自治と言えるのではないかと。
国という概念はひどく抽象化されてしまっていて、自分ではない何か偉いもの遠いものという感覚で捉えてしまいがちです。お願いしたら何か降ってくる神様みたいなとか。絶対感イメージをともった抽象権力とか。彼我と私、みたいな。
NPO というフレーズが一般的に想定する”社会”というのもいまいち掴みづらいことが少なくありません(念のためちゃんと活動されてる方がたくさんいらっしゃることは補足します。非難ではありません)。なんだか自分のことと少し遠い世界の何かみたいな感覚をしばしば覚えます。
この国とか社会というワードの距離感に比べて、いま起きてる震災被害や二次被害というのはひどく実体性を持ったもので自分達の生活に直接突き刺さってくるものです。行政とか公共という間接機能を経由してるとなんだかまどろっこしい。もうちょい直接的に手を出す身体感の方が合う。
手を出す方がしっくりくるのなら、どこまでやれるかは分からないところはあるけどやれるだけやってみようよ、というのがおそらく賛同くださった多くの方に共通する想いなのだろうと理解しています。特定業界を意識してるのではないですが、一種の業界自治活動みたいなものと私的には理解してます。
そして、いわゆる業界団体とか権力とかじゃないんですよね。私たちにそんな権力なんてある訳ないじゃない。目の前の仕事をこつこつやってる単なる一市民ですよ。そして、誰かに取り入ろうとしてるのでもないです。
(が、協力打診が出れば精査の上是非頂きたいです。予算があると物理実効性を高めたアクションが取れるので、CSR枠とか提供頂けるスポンサーがあると非常にWelcomeです。)
改めて、ちょーまとめると「文句ばっかり言わずにやれることは知恵出してやろうよ」に尽きます。これをもって復興支援なんて大それたことは言いません。現地で汗かいてる人の方が何倍も偉いと個人的には思います。一種の自己満足でもあるでしょう。でもせめて、なんかやっておこうと思うのです。
というところで、活動を定義すると、「海外報道における実体と異なった誤解記事や飛ばし、風評記事に対してファクトベースで訂正情報をまとめて提示していく」となります。どれくらい影響力を出せるかはまだ分かりません。そこもまさに知恵絞ってます。まずはあからさまにひどいね、というものから。
そして、ファクトチェックというところは途中から専門家の知見が無いと出来ない領域に入ってくるものと思われます。この辺は、伝手たどったりしなきゃなのですが、ご協力頂ける各方面のプロの方がいらっしゃると大変に助かります。
ああ、大事なことを忘れていた。コアテーマは、原発と放射能の二つに(当面)絞ります。この二つが海外での注目テーマであると同時に、日本忌避論のクリティカルな風評の根っこであるのは間違いないので。なので科学技術系と各国際機関の位置づけ役割などの知見をチームでまとめないとなのです。
そしてひとつメディア論的に応用。フランスが原発と日本叩きに論陣を張ってるのは、同国が原子力技術上で競争関係にあることと、且つ欧州のメディアってのは特定の財閥や資本筋の所有物だったりすることもあるので日本の感覚と少し違うんですよね。プロパガンダまで行かずとも微妙に何かが。
いい加減大量に書きすぎたので一度お休み。整理してこれはどっかにまとめたいと思いまする。